センター長あいさつ|認知症疾患医療センター

ごあいさつ

我が国は世界一の速さで高齢化がすすんでおります。高齢化が進むにつれ認知症の発症率が高まり、大きな社会問題となっております。認知症の患者さんは今後も増え続け、人口に占める割合も高くなりつつあります。

当院は昭和58年の開院以来、今日の高齢化社会に向け医療・ケアを提供してまいりました。平成5年2月、国より認知症疾患センターの指定を受け、平成12年には認知症治療病棟、重度認知症患者デイケアを開設しました。

そして平成23年2月には千葉県で初の認知症疾患医療センターの指定を受けました。当認知症疾患医療センターは、認知症の鑑別診断、治療、行動心理症状・身体合併症の治療、地域包括支援センター・介護保険サービス事業所・医療機関など各機関との連携、研修など様々な形で地域の認知症の方々の医療・支援を行っております。認知症は治癒をする疾患ではありません。

また、年齢を重ねることによって誰もがなり得る疾患です。最後までその人らしく生きるため、そしてきたるべき多死社会に向け、「もの忘れから終末期まで」医療とケアが受けられるようお手伝いをさせていただきます。

認知症疾患医療センター長 精神保健指定医 細井尚人